ブックメーカー オピニオン

点が入りにくいスポーツにはコレクトスコア

アイスホッケー

コレクトスコアとは、その名のとおり「正確なスコア」を予想してベットする形式のことを指します。たとえば、試合の結果が「2-1」となると予想し、それが的中すれば高い配当を得られるという、少し難易度が高い反面、非常にリターンの大きいベット方式です。一般的な勝敗予想よりも選択肢が多くなる分、オッズは総じて高く設定されている傾向があります。

このベット方式は、ただ単にどちらのチームが勝つかを予測するのではなく、試合全体の流れや攻守のバランス、得点パターンなど、より深い試合理解が求められます。試合の展開を細かくシミュレーションできる人にとっては、非常に戦略的かつやりがいのある形式であり、コアなファン層からの支持も厚いです。

コレクトスコアの魅力はその配当の高さだけではありません。試合の最後の1点まで気が抜けず、1ゴール、1プレーに対する緊張感が増すため、観戦の面白さも一段と増します。たとえば、すでに2-1の予想にベットしていて、実際にそのスコアになった状態で残り数分を迎えると、そのまま終わってほしいという期待と、もし崩されたら…というスリルが共存します。この独特の感覚は、通常の勝敗ベットではなかなか味わえないものです。

サッカー

コレクトスコアがもっとも多く利用されているスポーツのひとつが、やはりサッカーです。試合のスコアが1点や2点といった僅差で終わることが多く、また得点のペースが比較的落ち着いているため、スコアの予想に対する戦略が組み立てやすいという特徴があります。

特に、守備的なチーム同士の対戦や、リーグ終盤の緊張感が高まる試合では、点が入りにくく、コレクトスコアの魅力がより際立ちます。

例えば、プレミアリーグやラ・リーガでは、両チームともに組織的な守備を重視する傾向が強く、1-0や2-1といったスコアで決着がつくことが少なくありません。こうした傾向を分析し、得点力や被シュート数、過去の対戦成績を踏まえてスコアを予想することで、より現実的なベットが可能になります。

さらに、スタメンの発表やコンディション情報、天候やピッチの状態といった試合当日の要素もスコア予測に影響を与えるため、事前の情報収集が結果を左右する鍵となります。

アイスホッケーは一見するとスピーディで得点の多いスポーツに見えますが、実は接戦になる試合が多く、意外とコレクトスコアが成立しやすいスポーツでもあります。1試合の得点はサッカーよりは多めですが、5点以下のスコアで終わる試合も頻繁にあり、3ピリオド制という構造もあって、試合のリズムや流れを読みやすいという特徴があります。

アイスホッケーでコレクトスコアを狙う際に重要なのは、各チームのゴール平均や失点平均に加え、ゴールキーパーのコンディションを把握することです。守護神の状態が万全な試合では、予想以上にスコアが伸びない展開もあり、そういったときには「2-1」や「3-2」といった予測が有効に機能します。

また、試合の流れが早く、プレーが頻繁に切り替わるアイスホッケーでは、第1ピリオド終了時点や第2ピリオド終了時点のスコア状況が、その後の展開を予想するうえで非常に参考になります。特にリードしているチームが守備的に切り替えた場合、試合終盤の得点が動きにくくなり、前半の展開から「このまま行くかどうか」を読み取ることが鍵となります。